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石持浅海『この国。』

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石持浅海さんの推理小説『この国。』を紹介いたします。
ひとつの国で起きた事件が5つの話に分かれて書かれております。
物語の根本となる治安警察と反政府組織のやりとりを描いた
ひとつめの"ゲーム"が個人的には素晴らしかったなあと思います。


この国。 (光文社文庫)この国。
石持浅海
(光文社文庫) 推理小説/ミステリー/サスペンス

内容(「BOOK」データベースより)
一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。死刑執行は娯楽となり、国民は小学校卒業時に将来が決められ、士官学校は公務員養成所と化し、政府が売春宿を管理する。そんな国の治安警察官・番匠と、反政府組織の稀代の戦略家・松浦―ともに「この国のため」に知力の限りを尽くす二人の、裏の裏を読み合う頭脳戦を活写した傑作!


My Rating ☆☆☆☆★ (8点)

ある国を舞台に治安警察の番匠と反政府組織の松浦が
頭脳戦を繰り広げる物語です。
5つの短編で構成されており、ふたりが直接対決をするのは
最初と最後です。詳しくはしたに記載いたします。


この小説は5つの異なる"ゲーム"で構成されております。
(物語のあらすじだけで結末など詳しいことは書きませんのでご安心を)

1) 公開処刑「ハンギング・ゲーム」
2) 教育「ドロッピング・ゲーム」
3) 軍隊「ディフェンディング・ゲーム」
4) 出稼ぎ「エミグレイティング・ゲーム」
5) 表現の自由「エクスプレッシング・ゲーム」

「ハンギング・ゲーム」では反政府組織の菱田が処刑されます。
吊るすのが番匠、それを阻止しに来たのが"頭脳"の松浦と"力"の菊地です。
政府側の番匠と、反政府側 両者の視点で展開されていきます。

2, 3, 4つ目のゲームはあくまでも"この国"で起きた事件を
描いたもので、1とは大きく異なります。
番匠視点で進むわけではありませんが、彼は登場します。

そして最後の「エクスプレッシング・ゲーム」でお待ちかねの
治安警察 番匠と 反政府組織 松浦が戦うこととなります。
最終章は基本的に番匠の視点で書かれております。

"この国"のモデルは読めば一目瞭然だと思います。
各ゲーム物語が独立しているので、その点読みやすくて良かった印象です。
恋愛要素がほとんどなかったところも個人的には好きでした。


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